教会時論
教会時論 2025/11/29「立法裁量に逃げた司法の劣化」新着!!
立法裁量に逃げた司法の劣化 東京高裁は同性婚を認めない法制度を「合憲」とし、国会の裁量を理由に現実の苦痛を直視しなかった。人の尊厳にかかわる争点で司法が沈黙すれば、三権分立は空洞化する。 11月28日、東京高裁民事8部 […]
教会時論 2025年11月22日「虚構財政と国民不在」
虚構財政と国民不在 高市政権の積極財政は、人々の痛みに触れず数字だけを誇る虚構である。物価高に沈む暮らしを直視せず、満面の笑みで語られる対策は、希望を約束するふりをした空虚な饗宴だ。 高市早苗首相が「積極財政」の名で押 […]
教会時論 2025年11月15日 「国是を危うくする慢心を退けよ」
国是を危うくする慢心を退けよ 戦後、日本が命懸けで守ってきた原則が、現政権の軽率な言動で揺らいでいる。国民の幸せと国益を思うなら、首相は傲慢を悔い改めよ。 先週の衆院予算委員会。高市首相は「現段階では」非核三原則を堅持 […]
教会時論 2025年11月11日特別号 「ボンヘッファーと沈黙の日本の教会」
ボンヘッファーと沈黙の日本の教会 ヒトラー暗殺計画に関わった牧師の名は、ディートリヒ・ボンヘッファーである。彼の生涯を描く映画「ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師」が、2025年11月7日から日本で公開された […]
教会時論 2025年11月8日 「戦争政権の道連れは断固拒む」
戦争政権の道連れは断固拒む 国の誇りは軍事力ではなく、いのちを守る知恵にある。台湾有事の議論に際し、日本は外交と人道を卓越させ、武力の連鎖に身を投じてはならない。 台湾海峡の緊張が高まり続ける今、我々は一点の曖昧さも許 […]
教会時論 2025年11月1日 「日銀よ、弱者の声を聞け」
日銀よ、弱者の声を聞け 物価高が続き、生活は限界にある。日銀は政府の顔色をうかがうのでなく、いのちを守るための決断を下すべきだ。 日銀が10月30日の金融政策決定会合で政策金利を0.5%に据え置いた。6会合連続の利上げ […]
教会時論 2025年10月25日 「キリスト者として、高市首相の所信表明を聞く」
キリスト者として、高市首相の所信表明を聞く 国家を強くする言葉の陰で、人のいのちと尊厳を支える視点が見えない。軍拡と格差を是とする政治に、教会は沈黙してはならない。 高市早苗首相が10月24日午後、初の所信表明演説に立 […]
教会時論 2025年10月18日「人にやさしい政治を取り戻せ」
人にやさしい政治を取り戻せ 「痛みを見捨てぬ政治」を遺した人の死は、時代の鏡である。権力の誇示ではなく、弱者に寄り添う政治を。村山富市の遺言に、いま日本がどう応えるかが問われている。 村山富市元首相が10月17日、10 […]
教会時論 2025年10月12日「公明が連立政権離脱 信義の崩壊を超えて」
四半世紀にわたる「自公連立」が終わった。2025年10月10日、公明党の斉藤鉄夫代表は、自民党の高市早苗総裁との三度目の会談で連立離脱を通告した。国会内の廊下を無言で歩く斉藤の姿は、単なる政党戦略の決裂ではない。長年の […]
教会時論 2025年10月5日 「ガザの『異常』を直視せよ」
ガザの「異常」を直視せよ 医師と看護師が証言する瓦礫の街と飢える子ども。これを放置する世界は、人類の良心を裏切っている。 10月3日、東京。国境なき医師団の日本人スタッフ2人がガザから帰国し、記者会見に臨んだ。語られた […]


