《世界平和統一家庭連合に対する 東京地方裁判所の解散命令に関する公式見解》 自由と友愛の独立アングリカン教会

※本声明は、2025年3月25日に発出されたものであり、当時の本教会の名称は「自由と友愛の独立カトリック教会」でした。本声明文中の名称表記も、発出当時のまま掲載しております。なお、2025年4月20日付をもって、本教会は「自由と友愛の独立アングリカン教会」へと改称されました。


世界平和統一家庭連合に対する東京地方裁判所の解散命令に関する公式見解

 2025年3月25日、東京地方裁判所は、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一協会)」に対し、宗教法人法第81条第1項第1号に基づく解散命令を言い渡しました。

 自由と友愛の独立カトリック教会は、信教の自由を人間の尊厳と良心に根ざす不可侵の権利として深く尊重します。そのうえで、宗教法人制度が公共の信頼に支えられた法的枠組みである以上、信教の自由は常に公共的責任と倫理的説明責任を伴うものであることを、あらためて明確にします。

 今回の解散命令は、特定の信仰内容に対する評価ではなく、制度としての法人が長年にわたり果たすべき責務を果たしていたかどうか、という法的・制度的な観点に基づく司法判断であると受け止めます。

 教会とは、本来、制度の名のもとに支配や隷属を強いるものではなく、傷ついた人々と共に歩む霊的共同体であるべきです。したがって、本教会は、信仰の名を用いて人を抑圧し、搾取し、苦しめるいかなる行為にも、明確に反対の立場を表明します。

 同時に、今回の出来事を通して、すべての宗教共同体が、自らの在り方を深く省み、倫理的誠実さと公共への応答責任をより確かに担っていく契機となることを願ってやみません。

 私たちは、制度と良心、信仰と社会のあいだにある緊張と対話の場において、福音の光に照らされた真理と正義と平和とを祈り求めつつ歩み続けてまいります。


世界平和統一家庭連合_解散命令見解

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