教会時論 二〇二五年八月二十四日 (聖霊降臨後第十一主日) 「不安の社会から共生の社会へ」
はじめに 不安の社会から共生の社会へ この夏、日本社会はまた新たな岐路に立たされている。外国人住民をめぐる言説がかつてないほど先鋭化し、根拠の乏しい不安が声高に叫ばれる一方で、食料をめぐる不安や資源の浪費も私たちの暮らし […]
聖霊降臨後 第十主日 説教草稿「忘却の時代に投げ込まれる火 ― 神の言葉と記憶の力」
【教会暦】 聖霊降臨後 第十主日(特定十五) 二〇二五年八月十七日 【聖書箇所】 旧約日課 :エレミヤ書 二三章二三〜二九節使徒書 :ヘブライ人への手紙 一二章一〜七節(八〜一〇節)、一一〜一四節福音書 :ルカによる […]
聖霊降臨後 第九主日 説教草稿「小さな群れ、恐れるな ― 信仰が平和を守る」
【教会暦】 聖霊降臨後 第九主日(特定十四) 二〇二五年八月十日 【聖書箇所】 旧約日課 :創世記 一五章一〜六節使徒書 :ヘブライ人への手紙 一一章一〜一六節福音書 :ルカによる福音書 一二章三二〜四〇節 【本文】 […]
それは戦争犯罪であり、それ以上だった――長崎への原爆投下から80年
長崎への原爆投下から80年。 あれは単なる戦争犯罪ではない。神のかたちに造られた無数の命を、冷酷に、計算ずくで焼き尽くした罪だ。しかも2度。それは、人類が神に代わり裁きを下した瞬間であり、神の主権を奪おうとする傲慢であっ […]
80年 長崎 赦しと希望の誓い
沈黙の街を焼き尽くした閃光を忘れない。被爆の地に芽吹いた赦しと祈りを見失わぬ。わたしたちは、再び誰も殺さない。神の似姿を殺す兵器を、決して許さない。赦しから始まる希望を、命をかけて守り抜く。――80年目の誓いとして。 全 […]
八十年目の火 ― 広島から世界への悔い改めと平和の証し
八十年目の火 ― 人類への警告 八十年前の夏の朝、広島の空は澄み切っていた。人々は日常の音に囲まれていた。魚を売る声、子どもの笑い声、井戸から汲み上げる水の音。その一瞬後、白い閃光が世界を裂き、街の輪郭は音もなく吹き飛 […]
80年 広島 平和を守り抜く誓い
核の脅威を語る声に屈せず、被爆の記憶を形骸化させぬ。わたしたちは、絶対に戦争をしない。平和を守り抜く。核廃絶への道を、諦めない。――80年目の誓いとして。 全能の神よ、あなたは混沌の水を静め、光を闇に分けられた方。広島の […]
聖霊降臨後 第八主日 説教草稿「富と空しさのはざまで — 命を豊かにするもの」
【教会暦】 聖霊降臨後 第八主日(特定十三) 二〇二五年八月三日 【聖書箇所】 旧約日課 :コヘレトの言葉 一章一二〜一四節、二章一八〜二三節使徒書 :コロサイの信徒への手紙 三章一二〜一七節福音書 :ルカによる福音 […]
信仰と使命に関する宣言文・自由と友愛の独立聖公会 二周年記念の誓約
本通達は、自由と友愛の独立聖公会が創立二周年を迎えるにあたり、その信仰と使命を新たに確認し、教会名称を「自由と友愛の独立アングリカン教会」から「自由と友愛の独立聖公会」へと改めることを、正式に内外に告げるものである。聖 […]