2025年9月

説教草稿
聖霊降臨後 第十六主日 説教草稿「裂け目を越える希望 ― 富と記憶と召命」

【教会暦】聖霊降臨後第十六主日 二〇二五年九月二十八日 【聖書箇所】旧約日課 :アモス書 六章一〜七節使徒書  :テモテへの手紙一 六章一一〜一九節福音書  :ルカによる福音書 十六章一九〜三一節 【本文】 はじめに 裂 […]

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教会時論
教会時論 二〇二五年九月二十八日 日曜日「パレスチナの苦悩・分断する社会・多様な性――平和と尊厳を問い直す責務」

はじめに 平和と尊厳を守るということ  いま世界のあらゆる地域で、人間の尊厳が問われている。パレスチナの地では、幾万もの人命が奪われ、生活の基盤が破壊され続けている。ガザの瓦礫の下から救いを求める声に耳をふさぐことは、も […]

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大主教
信仰と政治の境界を問う ― 日本イスラエル・クリスチャン交流会と倫理の課題

佐藤俊介(自由と友愛の独立アングリカン教会 大主教) 9月16日、「日本イスラエル・クリスチャン交流会」(英語名:Japanese Parliamentary Israel Allies Caucus)が参議院議員会館で […]

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大主教
信教の自由を楯にする危うさ ― SALTY の論陣の裏側を問う

佐藤俊介(自由と友愛の独立アングリカン教会 大主教) SALTY(日本キリスト者オピニオンサイト)が8月11日、お茶の水クリスチャンセンターで「信教の自由を脅かす解散命令」を掲げた集会を開いた。登壇者は西岡力氏ほか。主催 […]

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説教草稿
聖霊降臨後 第十五主日 説教草稿「神に仕える自由 ― 富と祈りの間で問われる忠実さ」

【教会暦】聖霊降臨後 第十五主日(特定二十) 二〇二五年九月二十一日 【聖書箇所】旧約日課 :アモス書 八章四〜七節(八〜一二節)使徒書  :テモテへの手紙一 二章一〜八節福音書  :ルカによる福音書 十六章一〜一三節 […]

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教会時論
教会時論 二〇二五年九月二十一日 日曜日「ガザの惨禍・安保の歪み・老いの孤立――いのちの声に応える日本社会の責任」

はじめに 記憶を抱えて歩むということ  秋分に近いこの時期、日差しはまだ強くとも、朝晩に微かな涼しさを感じる。聖霊降臨後第十五主日を迎えた私たちは、自然の移ろいの中で、過ぎ去った夏の重さとこれから訪れる季節の陰影を同時に […]

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説教草稿
聖霊降臨後 第十四主日 説教草稿「憐れみを記憶し、希望を生きる ― 偶像を越えて喜びの共同体へ」

【教会暦】聖霊降臨後 第十四主日(特定十九) 二〇二五年九月十四日 【聖書箇所】旧約日課 :出エジプト記 三十二章一節、七〜十四節使徒書  :テモテへの手紙一 一章十二〜十七節福音書  :ルカによる福音書 十五章一〜十節 […]

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教会時論
教会時論 二〇二五年九月十四日 日曜日「民意と統治――悔い改めなくして再生なし」

はじめに いのちの尊厳を問い直す季節に  九月の空気には、夏の名残と秋の兆しが交錯する。聖霊降臨後第十四主日を迎えるこの時期、教会は豊かな収穫を祈りつつも、同時に人間の社会が抱える不正義や暴力を直視するよう促されている。 […]

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説教草稿
聖霊降臨後 第十三主日 説教草稿「選び取る自由と責任 ― 分断と排除を超えるために」

【教会暦】聖霊降臨後 第十三主日(特定十八) 二〇二五年九月七日 【聖書箇所】旧約日課:申命記 三〇章一五〜二〇節使徒書 :フィレモンへの手紙 一章一〜二〇節福音書 :ルカによる福音書 一四章二五〜三三節 【本文】 はじ […]

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教会時論
教会時論 二〇二五年九月七日 日曜日 「最も小さい者を守る社会へ―防災・共生・記憶をつなぐ信仰の視座」

はじめに 弱き者の側から社会を問う  聖霊降臨後第十三主日、私たちは再び時論を共有する場に集う。教会の説教は聖書を解き明かすだけでなく、社会のただ中で揺れる現実に応答する責務を負う。災害列島に生きる私たちにとって、防災と […]

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